コロナ禍の生活者の動きから見えるビジネス拡張のヒント
Afterコロナへのロードマップ・時期別の生活者の動き
今回はコロナの動きから、生活者の動きを
①コロナ初期
②withコロナ
③Afterコロナ
この3つに分け、
フェーズごとの特徴や、ビジネス・サービスの事例を書いてみたので、
皆様の生活やビジネス拡張、展開のヒントになれば幸いです。
①コロナ初期
皆さんもご存じの通り、
家の中での生活が中心になり、生活スタイルは大きく変化。
不安、ストレスを抱えながらも、家で過ごす維時間が増える。
外出自粛によって「家中で生活を充実させようとする動き」が増加
テレビ・オンラインでの行動増加に繋がった
また、家にいる時間が増えたことで、テレビ・オンラインでの行動増加に繋がったのも大きな変化でしょう。
家の中で増えた行動に関しては1位のテレビ視聴時間についで、YouTube視聴、ネットサーフィンが上位に入っております。
このランキングは、私も非常に共感です。最近はネットショッピングが特に多く、パソコン周りの便利グッズ系を買いあさっています。。
若者を発信のオンライコンテンツを楽しむ事例が多く見られた
引用:https://www.hmv.co.jp/news/article/2004121003/
TikTok / YouTube /Instaなどの繋がるコンテンツの需要の発生や、
ゲーム(あつ森)など人と繋がれるゲームコンテンツも爆売れする現象も見られた。とにかく、
若者を中心に動いたオンライン行動で、様々な人が新しいメディア・コンテンツに触れた時期だった。
①コロナ初期を象徴するようなコミュニケーション
【事例】TOYOTA:不安な世の中だからこそ企業トップ自らメッセージを発信
豊田章男社長自らが「コロナに立ち向かう」熱い意思を発信
取引先&TOYOTA社内のモチベーションをあげる企業トップコミュニケーションを展開。
先行き不透明な状況であっても、 あえて今後の見通しを発信していく 企業トップのありかたを示した事例ですよね。
また、オンラインインタビュー形式のCMを展開するなどのスピード感含め、
実に素晴らしいトップコミュニケーションだと思いました。
【事例】大塚製薬(ポカリスエット):コロナショックを若者たちが活気づける
「みんなに会えない。自由に移動できない」といった苦悩を、未来の力に変えてゆこうというメッセージを込めたキャンペーン展開。
ブランドメッセージにもある「若者の本気に大人が感化される」ということを 体現したものになり、
リモート撮影に切り替えて対応しコロナで不安になっている若者たちを活気づけた。
このキャンペーン本来はリアルでの撮影がコロナで中止になり、
キャンペーン自体も無くなる予定だったそうなのですが、撮影を楽しみにしていた中高生のやりたいという声を受けて、リモート撮影にて実施になったそうです。
この動画いつみても鳥肌立ってしまいます。
引用:大塚製薬 公式チャンネル_ポカリNEO合唱 2020(フル)
①コロナ初期の生活者の行動まとめ
先が見えない生活の不安が続くコロナ初期は
外出自粛という制限された環境の中でオンライン化が進み、
積極的に楽しいことや便利なことをオンライン上で見出して
どんどん生活に取り入れていく時期だった
強いビジョンを打ち出したり
コロナに立ち向かっていこうと元気づける事例が見られた
②withコロナ_生活者の動き
5月末に緊急事態宣言が解除され、
少しずつ「外出」「外食」「実店舗利用」が再開し始めた
5月31日からライザップが全店営業再開と合わせてマスキャンペーンを実施したり
外食チェーンのスターバックスも6月から店内飲食をスタートするなど、外出の動きが再開し始めた
様々な企業も営業再開へ動き出し、外出する人の量も増加
5月31日からライザップが全店営業再開と合わせてマスキャンペーンを実施したり 外食チェーンのスターバックスも6月から店内飲食をスタートするなど、外出の動きが再開し始めた。
緊急事態宣言 解除後の生活者の声
外出自体はできるが外で思う存分 今まで通り楽しむことができないことへの不満が出てきた
【不満の声】
・行きたいイベントや レジャー施設に遊びに行けない 34%
・愉しみにしていた音楽イベントが中止になった
・友人と遊びに行きたいが 人が多くて行けない
・観たい映画が延期になった
・今度予定していた友人とのイベントがキャンセルになった など
そんな中でニーズに応えるエンタメも出てきました!
withコロナでは「野外でないと楽しめない」と思っていたコンテンツも オンラインで楽しめる成功事例がでてきた時期です。
②withコロナを象徴するようなコミュニケーション
【事例】サザンオールスターズ「無観客復興」ライブ
サザンオールスターズがデビュー42周年を迎える2020年6月25日、 横浜アリーナで無観客配信ライブの開催を実施
ライブチケットは1枚3600円 合計18万人がチケットを購入(≒6.5億円売上)
推定視聴者数は全体50万人(主催者発表) 横浜アリーナの収容人数(17,000人)をはるかに上回る 無観客公演イベントとして成功に終わった。
YOUTUBEの若年層以外の世代への定着
日常が再開し始めたことで メディア接触状況にコロナ初期になかった変化がこれです。
利用者数の規模が大きいYouTubeは若年層のみならず、若年層以外の世代の増加率が大きくなっています。
Youtubeには意図せず人が流入できる仕組みが 整ったこともYoutubeの利用拡大に貢献。
withコロナの生活者の行動まとめ
Afterコロナに向けて
ビジネスの展開に関しては、withコロナの時期から引き続き、
①コミュニティ形成
②新規カジュアル層の取り込みと定着
→その結果ビジネス拡張へ という流れが望ましいと思われます。その事例も合わせてご紹介していきます。
①コミュニティー形成: ファンが見たい既存コンテンツを束ねて“ビックコンテンツ化”
【事例】DAZN Re-LIVE
サッカー好きにとって、“過去の名勝負”も魅力的なコンテンツの1つ そのコアファン層が見たくなるようなコンテンツを束ねて新しいビックコンテンツにして配信する
【事例】テレビ番組の新しい仕掛け
今までになかった積極的な取り組みでテレビ番組も視聴者獲得の攻勢を仕掛けようとしている
②新規カジュアル層の取り入れ+定着化に力をいれた施策
【事例】マンガアプリ ピッコマ
LINEマンガに一気に追いつくほど新規利用者を増やしてきた「ピッコマ」
カジュアル層のターゲットに対して「待ったら0円」という、分かり易いメッセージに加えて 「4コマの広告展開」や、「ピッコマAWARD」でカジュアル層の呼び込み+「WEBTOON」など カジュアル層対策のコンテンツを作り定着させることで、新規利用者増を成功させている。
まとめ
今回は、コロナによる生活者の傾向やトピックスを、コロナ初期・withコロナ・Afterコロナと
3つに分けて考えてみました。
Afterコロナにおけるビジネス拡張のヒントとしては、
①まず、様々なメディアを通じて、「知ってもらう」こと。
②①インターネットを活用して、「コミュニティー」を作ること。
時間帯を決め、各種SNSで発信など、コロナの影響もあり、SNSでの発信をより強化し、
より多様なプラットフォームを活用することを推奨する。などの方法が有効になってくるかと推測されます。
皆様のビジネス拡張や展開の参考になれば幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。
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